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とある原子核実験のブログ
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フェルマーの最終定理の本を読んだ。
啓蒙書でそこまで難しいことは載っていなかったが、フェルマーの最終定理に魅せられた多くの人々の情熱が感じられた。その中には人生をかけたが結局証明できなくて破滅した人々も多くいたことであろう。
どんな定理かというと

X^n+Y^n=Z^n
n>=3の時、これらを満たす自然数X,Y,Zは存在しない。

これがそう。たった2行で収まる。言っていることも簡単。辺の比が3:4:5の直角三角形では3^2+4^2=5^2とが成り立つが、3次以上に拡張した場合自然数(正の整数)の解は存在しませんよ。というもの。

個の定理は最終的にアンドリューワイルズという数学者によって証明されたが、そこには日本人数学者の寄与が大きかった。

谷山ー志村予想というものがあってそれを証明することがフェルマーの最終定理の証明ということにつながる。
しかもその証明には岩澤理論が大きな役割を果たす。

とえらそうなことを言ってみたが畑違いの分野なので詳しいことはわからない。
証明論文をちらっと見てみたがわけがわからん。
http://math.stanford.edu/~lekheng/flt/wiles.pdf
難しすぎる。なんじゃこりゃ。
でも体の中になんかみなぎるものを感じた。
ブルっときた。数学者の夢を眼前につきつけられた気分だった。

数学はあんまり好きじゃなく、今まで物理に必要な分だけちょくちょくつまみぐいしてただけであった。
教科書読んでも
定義->定理->命題
が延々と繰り返されて何がおもしろいのか分からなかった。
しかしそれらを作ったのはまぎれもない「人間」なのだ。
何気ない数式一つに様々なドラマが隠されているに違いない。

そう考えると難解な論理展開もちょっと頑張って解読してみようかなという気持ちも出てくる。

とはいえ数学は趣味でこそちょっとやってみよかなという気にはなるけど本職にはしたくない。
頭壊れる。
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